昭和な一軒家を、色の魔法でイメージチェンジ!
今回お邪魔したのは築40年の古家を購入、家族やお友達にも手伝ってもらいながらのDIYで内外装をセンス良くリフォームしているJさんご夫妻のお住まいです。
ご夫婦ともに海外生活が長く、住まいに対するご自分たちのしっかりした価値観とセンスをお持ちのお二人。
住まい探しは立地重視とはっきりしていました。
奥さまのご実家に近いこちらの土地が売りに出ているのを知り、建物は昭和40年代の木造住宅でしたが、またとないチャンスと購入を即決したそうです。
すぐに新築することもできたのですが、せっかく建物があるのだからとまずは数年暮らしてみて陽当りや風通しなど土地の状況が掴めてきてから建て替えることに決め、内外装は自分たちの手でできる範囲で改修を行いました。
ですから設備工事や間取り変更など大がかりな工事はしていないにも関わらず、引渡し直後のビフォア写真を見せてもらうとあまりの変貌ぶりに目を見張ります。
before外観
after 外観 目の覚めるようなコバルトブルーに、奥さまがご自宅で開いている英会話教室『Hoppípolla はぴぽら』の看板が映えます。前面道路は御陵への参道になっているので、道歩く人々の目にも留まりやすく開放的な雰囲気で入りやすそう。
before居室
after 居室
お教室として利用しているこちらのお部屋、もとは砂壁の純和室でした。
それが壁をペールトーンのグレイがかったブルーに、柱や長押などの木部分は白く塗ることで『窓が増えた?』と感じるくらい明るい印象に。
before玄関廊下
after 玄関廊下
昭和なお家の内装でよく見掛ける横板貼りの壁。個人的にはクロス仕上げよりは好みなんですが、やっぱり和風な感じはぬぐえません。こちらも白く塗装することで一気に明るく全く違った印象に。
正面に構えるドアの赤が、また効いてます。
その赤いドア、何かの気配を感じませんか??
よーく見てみてください。。。。ん??
こんな遊び心もあったりして。
お教室にくる子供たちに受けそう(^^)
こちらは、ダイニングスペース。インテリアで赤って、印象が強すぎて難しい感じがしてあまり使われないのですが、差し色でレンガの茶色や木目を取り入れると意外と落ち着いた雰囲気になるんですね。
コンロ廻りのレンガは、実は当初から貼ってあったもの。
変えるところ、残すところの線引きや、さじ加減が、中古リフォームのカナメなのかもしれません。
それにしても。。人間、手をかけるとそれだけ愛着が増すというもの。
もともとロケーションが気に入って購入した家でしたが、今となっては『コツコツ手を入れながら、朽ち果てるまで使っていくっていうのもいいかな』と、かなり思い入れが深まっているようです。
新築には出せない独特の味わいは時を重ねてきた建物ならでは。
あえて、古い建物を選んでうまくアレンジして暮らすというのはひとつの潮流なのかもしれません。
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