古き良きアメリカンダイナー？！アンティーク風なDIYとインテリア！まさにミラクル！「カフェ Ｍｉｒａｃｌｅ」のDIY

西八王子駅から甲州街道を横断し、一本裏通りに入った道を歩いているとヴィンテージアメリカンを彷彿させる外観のお店があります。

今回ご紹介するのは、2015年5月にオープンしたカフェ『milacle』

実はこのお店、『まちなかDIY』で一番初めにご紹介した『奈央屋』の奈央さんが手掛けたお店なんです。と、いうことでまたまた奈央さんにお話をお伺いしました。

（右）奈央さんと（左）ランチを任されている戸谷さん

ーーもともとはどのような建物だったのですか？

築４０年の木造の建物です。

一番初めが喫茶店、喫茶店が３回入ってお花屋さん、その後は韓国家庭料理店だったそうです。

以前あった韓国料理屋さん

Before

ーーイメージをどのようにかたちにしていったのでしょうか。

おおまかなイメージは初めからあったので、特にデザインを描きだしたわけではなく、作りながら変更をしたりして作っていきました。

当初は、建物の半分がお店、半分は自宅にしようと思っていて、住みながら作っていたのですが、結局物が多すぎて入らなかったので、自宅は引っ越してしまいました。

ーー大変だったことなどありますか？

他の人が塗ってくれたんですけど、天井の漆喰塗りは大変そうでした。ポタポタ垂れてきてしまうので難易度が高いですね。

あとは、自分で混ぜる漆喰は、水分の配合が難しいし塗りづらいですね。塗りずらいからべたべた落としてしまって、汚してしまうんです。

元々練ってある漆喰の方が、すーっと伸びるのでとても塗りやすいし割れにくいです。

『うま～くヌレール』という漆喰が塗りやすいですね。値段は６倍位になりますが（笑）

初めは、既製品を使って慣れてきた頃に、自分で練る漆喰を使うといいんじゃないでしょうか。

塗りずらいからべたべた落としてしまって、汚してしまう。

漆喰も色んな色があるし、DIY向きの初めてやる人にも使いやすいツールがありますよね。

漆喰仕上げの壁

オルガンはヤマハ教室が処分しようとしてたものをお願いして譲っていただいたそうです

ちゃぶ台をカットして作った棚

床はかりんの木のフローリング。
昔入っていた喫茶店の方がこだわって張ったものをそのまま使っているそうです。

ーー施工期間はどのくらいですか？

お休みの日の週１日しかできなかったので、だいたい2か月くらいです。

３月から初めて５月に完成したので、大体８日くらいで完成したことになりますね。

１ヵ月位経っても、バケツに入ったままの漆喰は、固まらなかったですね。

テーブルは中古品をネットオークションで購入。元は黒でしたが、明るい方がいいということでペンキを塗ったそうです。

飾ってあるものからもセンスを感じます。

ーー費用はどのくらいかかったのでしょうか？

DIYした部分で言うと、トータル15,000円くらいですね。

漆喰がバケツサイズを2.5個とカウンターはもともとあったIKEAのシェルフを２個つなげて天板は10,000円くらいでした。

IKEAのシェルフで作ったカウンター

ゆくゆくは片面を塞いでよりカウンターっぽくしたいそうです。

ドアは前のお店のものをそのまま使用しています。

ドアは前のお店のものをそのまま使用しています。

隣のスペースでは、古道具を売っています。

知り合いのプロの方が作ったということで、DIYではないですが、とても素敵だったのでご紹介させていただきます。

ーー最後にDIYしようかなって思っている方へアドバイスやメッセージなどありましたらお願いします。

私の場合は趣味というより業者さんに頼んで納得いくように作ってもらうと、高い値段になってしまうので、自分で教わりながらやった方がいいかなということでDIYで作りました。

そんなに難しいことをやらなくてもすこしやれば、雰囲気ががらっと変わるのでやってみてはいかがですか？

楽しいし、その後に使っていても、作ったときのことを覚えているからすごく愛着が沸いて、隅々まで目で見て触ったりする、それでどんどん自分のものになっていく、片づけとかもそうだと思うんですけど、目が行き届いてなかった場所でも見ること、確認することによって自分のものになるから、働いていても楽しいですよ。

Ｍｉｒａｃｌｅ

〒 193-0835  東京都八王子市千人町2-4-17

営業時間／7：30～17：00
定休／年中無休

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