ペールトーンとビビッドトーンでフレンチテイストに夢を叶える理想の一人暮らしルーム
海外の住宅は建物自体は古くても、暮らす人がそれぞれ工夫してDIYをし、素敵な暮らしをしているのを雑誌などでよく見かけます。ずっとやってみたかった住まいのDIY。どんなお部屋にするか、これからの暮らしを想像しながら、何度も何度も家具の配置や組合せを図面に書き込んで決めたコンセプトは「今までの日本の住宅では不可能だった、鮮やかでテンションの上がる、友達を招きたくなるようなフレンチテイストのカラフルなお部屋」。繊細さと叙情的なイメージを彷彿とするペールトーンをベースにビビッドトーンが引き立つ、そこに居るだけで幸せな気分になれるお部屋にすることにしました。
まずは、友達を招きたくなるような広々空間にするために、4畳半・6畳・押入れのそれぞれの仕切りを取り払って1つの空間とした、12畳のお部屋を作ることに!しかし、大工さんに相談したところ「できるけれど、素人が手を付けると天井が落ちる場合があるよ」と言われたので、これはDIY supportをしてくれる大工さんに施工をお願いすることにしました。それから、こんな広々した空間なら、好きなポストカードを飾ったりできる、釘も打てるような壁にしたい!と思ったので、壁には板壁を張ることにしました。私はカラフルなインテリアが好きなので、甘くなり過ぎないように板壁は落ち着いた色合いのブルーグレーにして、元々の壁面のピンクベージュを引き立たせるカラーにしました。板壁の木材を並べてみると、それはそれで暖かみのあるウッディな雰囲気がすごく格好良くて、このままがいいなぁ…なんて悩んじゃいましたが、折角のプランは変更しないようにしよう…と意を決してブルーグレーに塗ってみました。実際に出来上がったらやっぱりこっちのカラーの方が全体の雰囲気にピッタリなので、浮気しなくてよかったなぁと思いました(笑)
インテリアの中でもこだわったものの一つが、この壁紙です。オランダのアイフィンガー社より出ている『IBIZA』 という壁紙で、地中海に浮かぶ島、イビザ島の海の眩しい水面を思わせる鮮烈なブルーに映える総花柄が気に入ったので、ボロッボロだったふすまの上から貼ることにしました。リピートの柄が複雑なので、上手に貼れるか不安でしたし、ロスがいっぱい出てしまうのではないかと思っていましたが、友達にお手伝いをしてもらいながらやってみると、折り紙をノリで貼るような要領で、気軽に貼ることが出来ました!壁紙もあまりロスもなく、リピートの柄もズレずにぴったり貼ることが出来て感動しました!これなら取っ手もターコイズカラーに塗るだけで、イメージもガラリと変わりますね!
ちょっと困ったことは、このカラフルで可愛い壁紙に合うカラーのインテリアが少ないこと。そこで、1から自分で作って、色もホームセンターで調合して好みの色のペンキを作ってもらうことにしました。実は、ペンキの調色までしてくれるホームセンターはあまり多くないのですが、橋本にあるロイヤルホームセンターには、何十種類もの調合の色見本があって、そこから好きなカラーの組合せを選んで調合してもらうことが出来るんです。今のホームセンターって、好きなサイズに木材のカットもしてくれるし、木の角をなみなみのデザインにカット(面取りという加工らしいです)してくれたり、木材の真ん中だけ四角く切り抜いてくれたりと、DIYに便利なサービスがとっても充実しているんです。みなさんも是非行って相談してみてくださいね!
キッチンも可愛くて使いやすくしようと思い、据え付けの棚を作って、あこがれの真っ白なモザイクタイルを貼ることにしました。水周りの施工は、水漏れして下の階の人に迷惑をかけてしまうと申し訳ないので、こちらもDIY supportをしてくれる大工さんにお願いしました。部屋とキッチンを分けるふすまに使いたい大胆なストライプ柄の壁紙を見つけたのですが、1メートルあたりのお値段がかなりしてしまったので、意を決して自分で塗ることにしました。こちらも、友達に手伝ってもらいながら、まずはお部屋のカラーと一緒なブルーグレーを下地に塗り、乾いたらマスキングテープを貼ってブロッキングをして、鮮やかな黄色を塗っていきました。友達も「ペンキ塗るの初めてだから楽しい!」と喜んでくれて、ワイワイ楽しく作業を進めることができました!
そして、お手洗いの作業。正直…結構汚かったのですが、折角だから思い切って全面リフォームして、珪藻土と木を基調にしたナチュラルテイストにし、森の中のように落ち着けるお手洗いにしよう!と思い、まずはむき出しでサビだらけだった配管を木で覆うところから始めました。床のタイルも目地が汚れていたので、カッターで簡単に切れるフロアタイルを両面テープで貼り付ける楽チンDIYで仕上げました。ついでに、サビでしまっていたトイレットペーパーホルダーを外して、家具のDIYで出てきた端材を組合せて作った、小物も置けるトイレットペーパーホルダーに付け替えました。木材は全てオイルステインを塗ることで、雰囲気を統一させることにしました。最初はちょっと入るのもためらうトイレでしたが…可愛く甦って落ち着ける空間になりました。
なにより嬉しいのが、以前から買っていたのになかなか使うことのできなかった釘でドアなどに直接打ち付けるようなプレートを使えたり、ちょっとした物を置ける棚を壁やトイレの扉に付けられるようになったこと!こういった、細部まで自分らしくこだわることが出来るDIYって本当に嬉しいですよね。
折角なのでこのお部屋は、これからお部屋のDIYをしてみたいなぁと考えているみなさんにも、こんな風にお部屋が生まれ変わるならDIY出来るお部屋として貸し出してみようかなぁと考えてくださるみなさんにも、お気軽にご覧いただけるようにしました。気になる方は、コチラまでお問合せ下さいね!
DIY不動産
八王子市横山町3-12
℡ 042-644-6663(9:30-18:30 担当:前田)
info@diy-f.jp/wp
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