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八王子食堂 日々

 

八王子駅北口から歩いて10分、いちょうホール通りは大義寺向かいに、ひっそりオープンした『八王子食堂 日々』さん。

開店してまだ1週間ほどのはずなのに、もうずっと昔からここにあるような落ち着いた佇まいです。

ハレの日・ケの日という言葉がありますが、店主のアマノさんのモットーは日々(ケの日)の 『食べること』 を楽しむ なのだそうです。

お品書きには 出汁巻卵、豚汁、ぬか漬け、白粥

いわゆる、外食のキラキラ感は全くなし!の正統ごはん

でも、椀物の鰹出汁に鼻をくすぐられ、つやつやの白いご飯を一口ほおばると、、、

なるほど!アマノさんの伝えたい世界観が、じんわり伝わってきます。

 

シンプルに美味しく、正しく、幸せな食べ物。

たしかに、日々の食を、こんな風に楽しめたら、それはとっても素敵なことだなと。

 

 

ーー元々は、どのような建物だったのでしょうか?

厨房越しのカウンター席と、奥には掘りごたつの小上がりで11坪ほどの店内。

長らく続いた居酒屋さんが閉店し、居抜きでの募集とはいえ内装や什器も煙草ヤニや油汚れでくすみ、建具やお店の顔である入口廻りも、劣化が進み、古びた印象でした。

 

ーーこの場所を選んだ決め手は?

初めて案内してもらった時から、このお店の持つ佇まいが気に入りました。

風化した杉皮屋根が苔むして、そこに植物が自生しているのを見たとき

『このお店はちゃんと時間を経過してしてきたのだなあ』というのが伝わってきて・・

ひと目ぼれに近かったんですね。

 

ーーなんでDIYで作ろうと思ったのでしょうか?

DIYで作りあげるぞという意識は特になかったんです。お店の建具や家具など、もともとの雰囲気が素敵だったので大掛かりな工事は必要ないと思ってました。

ただ食を提供する店として、清潔感は大事なので、お掃除はしっかり取り組もうと自分で始めて。。

 

汚れがどうしても落ちないクロスは剥がして、漆喰を塗ってみようかな

とか

ランプシェードや建具の障子紙が破れてしまっているので、貼り替えよう

とか

へたってしまった椅子の座面は、張り直そう

とか

都度、必要に応じて対応していった結果なのですが・・・たしかにDIYですね。

アマノさんのDIYは、変化を求めてするものではなくて、古いものを繕い活かすためのものなんですね。

 

ーー施工期間、費用はどのくらいでしたか

和式のトイレを洋式に変更したり、設備がらみの工事は業者さんに依頼したのですが、

期間は1カ月、費用は業者さん工事が80万くらい、自分で手掛けた分が30万くらいでしょうか。

業者さんに依頼するにしても、材料は自分で手配することでイメージを一貫させ、費用も抑えることができたと思います。

 

ーーどのようなお店で資材や塗料などを調達したのでしょうか

厨房設備や、障子紙、しっくいなど、ほとんどはネットで購入しました。

ひとりで動いてるので、足を運んで店を見て回ったり、買ったものを運搬したり、といった動きができなかったからなのですが、いまは本当になんでもネットで売られているんですね。

意外にもメルカリで、茶箪笥とかシーグラス(流木ならぬ、流ガラス。波にさらされ、砂で削られた陶器やガラス片)など、面白いものが出品されていたり。。

 

ただ、こだわるところは専門店で。

お品書きやラッピングなど店内のここかしこで和紙をあしらっているのですが、これは甲州街道沿いの紙専門店『小谷野紙店』で調達。

こちらのお店のまわりには乾物屋さんや荒物屋さんなど歴史を感じる商店が軒を並べていて、見ているだけでも面白い。
こんなお店が残っているのは伝統ある商業地、八王子の大きな魅力ですね。

 

 

ーーお店を作るうえで、イメージ、テーマなどはありましたか?

抽象的なのですが、和せいろや、銅の卵焼き器、かごなど『道具たちの用の美を魅せる』ことができる空間というのは、ひとつのポイントでした。

西荻窪の古民家カフェ『Re:gendo』で厨房を任されていたアマノさん

運営するのは、島根県石見銀山で武家屋敷を再生して和の生活文化を発信している会社なのですが、ここで謳われていた『復古創新~昔のものを現代によみがえらせ、時代の空気を加えて再生させる』の世界観に共感し、自分が提供する『食』のステージとしても、しっくりくると考えてました。

ちゃんと時間を経たものを、修理したり繕ったりしてよみがえらせる。

そんな空間で、昔ながらの調理道具を使い、ていねいに作られた食べ物を出すことで、はじめて『日常の食を見直し、楽しむ』というメッセージがちゃんと伝わるのではないかと。

 

ーー最後にDIYしようかなって思ってる方へひとこと

想像をふくらませること、工夫をすることを楽しんでください。

お店って作ったら終わりではなくて、繕ったり加えたり、手をかけ共に時を経ることで、どんどん育っていくものです。

無機質なはずなんだけど、手をかけるほどに心がこもるのか、人に対するような愛着を感じるし、通じ合っているような不思議な感覚が芽生えて・・・面白いですよ。

 

八王子食堂 日々

〒192‐0063

東京都八王子市元横山町2丁目7番地19号

Instagram https://www.instagram.com/taberukoto_hibinokoto/?hl=ja
営業時間/[朝粥] 7:00~10:00 [定食] 12:00~18:00

定休/不定休

 

 

 

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